セルフクリンチングファスナーでエンジニアリングをさらなる高みへ セルジャパン株式会社

技術概要

圧入方法について

セルフクリンチングファスナーは、プレスによって固定力を得る締結具です。

母材に開けられた下穴にセルフクリンチングファスナーを設置し、塑性変形によって、ファスナーのシャンクやパイロット部を母材に食い込ませることで、強度の高い締結を実現します。

セルフクリンチングファスナーには多様な種類があり、ニーズにあわせて選べます。

●主なセルフクリンチングファスナーの種類

  • セルファスナー

    セルファスナー

    穴を開けた母材にセルファスナー(パイロット)を挿入し、ローレット部を圧入する、オーソドックスな方法。

  • セルスタッド

    セルスタッド

    高い締結力が得られる方法。フランジ側の母材表面がフラットに仕上がり、研磨などの後処理は不要。

  • セルスペーサー

    セルスペーサー

    母材下穴に圧入すると垂直に立ちあがり、表面はフラットに仕上がる。

圧入時の注意点

圧入する際には、簡易プレス機と製品によっては治具が必要です。

簡易プレス機は、使用する製品の性能表に示された「圧入加力」を参考に、その圧入加力以上の加圧が可能なプレス機で行います。例えば、セルファスナーの「FS-M3-0」という型番製品でAL5052の母材に圧入する場合は、6.9kN(700kgf)の圧入加力が必要となります。

圧力加入が弱いと製品の脱落の原因になります。また、必要以上の圧入加力で圧入すると、鈑金にキズ・たわみ、製品の変形による脱落・ネジ固の原因になりますので、注意が必要です。

圧入不足(左)と、正常に圧入されたもの(右)


各種申込み・お問い合わせ

CONTACT

当社サービス関するお問い合わせ・お見積り等は、お気軽にご連絡ください。