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ブログ| セルフクリンチングファスナーの「セルジャパン」

記事公開日

板金筐体の板厚によって変わるクリンチングファスナーの選び方、設計時に押さえたいポイント

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板金筐体では、板厚に適したクリンチングファスナーを選定することが、安定した締結品質を確保するための重要なポイントです。 クリンチングファスナーは、薄板金属へ圧入して使用する締結部品ですが、板厚や母材の材質に適していない製品を選定すると、十分な保持力が得られなかったり、母材が変形したりする場合があります。また、設計段階で板厚とファスナーの組み合わせを十分に検討していないと、量産時の品質ばらつきや組立不良につながる可能性があります。 そのため、クリンチングファスナーを選定する際は、板厚だけでなく、母材の材質や使用環境、求められる締結強度を総合的に考慮することが重要です。本記事では、板厚による影響や選定時のポイント、設計段階で確認しておきたい事項について解説します。

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なぜ板厚が重要なのか

クリンチングファスナーは、母材を塑性変形させて固定する締結方法です。そのため、板厚が重要になり板厚に応じた製品選定を行わないと、本来の性能を十分に発揮できない場合があります。また、板厚だけでなく、アルミ、ステンレス、鉄など母材の材質によっても圧入条件や保持力が変化するため、それぞれの条件に適した製品を選定する必要があります。設計段階で板厚と材質を考慮した選定を行うことが、安定した品質と量産性の確保につながります。

板厚によって起こりやすい締結トラブル

板厚が適切でない場合、次のようなトラブルが発生することがあります。

トラブル内容

主な原因

設計時のポイント

保持力不足

板厚が薄く、十分な圧入代が確保できない

推奨板厚を確認する

母材の変形

締結部へ荷重が集中する

板厚と荷重条件を考慮する

ファスナーの浮き・脱落

圧入条件や穴径が適切でない

穴径・施工条件を確認する

締結品質のばらつき

板厚や施工条件にばらつきがある

加工精度や品質管理を行う

これらの課題は、製品仕様に適したクリンチングファスナーを選定することで低減できる場合があります。

板厚に応じたクリンチングファスナーの選定ポイント

クリンチングファスナーを選定する際は、板厚だけを見るのではなく、製品全体の仕様を考慮することが重要です。

特に確認したいポイントは次のとおりです。

  • 母材の板厚は推奨範囲内か
  • 母材の材質(アルミ、ステンレス、鉄)に適した仕様か
  • 必要な締結強度を満たしているか
  • 圧入設備や施工条件に対応できるか

これらを事前に確認することで、設計変更や量産時の不具合を未然に防ぎやすくなります。

クリンチングファスナーを適切に選定するメリット

項目

効果

締結品質

安定したねじ保持力を確保しやすい

品質の安定性

締結部のばらつきを抑えやすい

生産性

圧入工程で効率よく施工できる

メンテナンス性

繰り返しの締付け・取り外しに対応しやすい

信頼性

長期的な締結性能の維持につながる

効果は母材や使用条件によって異なります。

設計時に確認したいポイント

クリンチングファスナーを採用する際は、板厚だけではなく、製品全体の設計条件を確認することが重要です。

  • 推奨板厚を満たしているか
  • 母材の材質に適した製品を選定しているか
  • 穴径や施工条件が適切か
  • メンテナンス性や生産性を考慮しているか

これらを設計段階で整理しておくことで、量産後の品質トラブルや手戻りの低減につながります。

まとめ

クリンチングファスナーは、板金筐体の締結において高い作業性と安定した締結品質が期待できる締結方法の一つです。しかし、その性能を十分に発揮するためには、板厚や母材の材質などを考慮した適切な選定が欠かせません。設計段階から板厚と締結方法をあわせて検討することで、品質や耐久性、生産性の向上につながります。製品仕様に応じたクリンチングファスナーを選定し、安定したものづくりに役立てましょう。

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